「年収1,000万円を超えているのに、思ったほどお金が貯まらない」。これは決して珍しいことではありません。実際に多くの医師のライフプラン相談を受けていると、高収入であっても十分な資産を築けていないケースを数多く目にします。その原因は、収入の多さではなく、お金に対する考え方にあります。
まず多いのが、「収入が増えれば自然に貯まる」という思い込みです。医師は昇給やアルバイトで収入を増やしやすい反面、生活水準も上がりやすい職業です。住宅や車、教育費、旅行などの支出が増え、結果として収入が増えても貯蓄額はあまり変わらないということが少なくありません。
次に、「忙しいからお金のことは後回し」というケースです。医療に全力を注ぐあまり、保険や資産運用を勧められるまま契約し、家計全体を見直す機会がない医師も多くいます。しかし、お金は管理しなければ増えません。忙しいからこそ、効率よく資産形成できる仕組みを作ることが大切です。
さらに重要なのは、「収入」ではなく「資産」に目を向けることです。高級車や広い住宅は生活を豊かにしてくれますが、それだけでは将来の資産は増えません。一方で、新NISAやiDeCoなどを活用した長期・積立投資は、時間を味方につけながら資産形成を進める有効な方法です。
資産形成を成功させるためには、「残ったお金を貯める」のではなく、「先に貯める」という発想へ切り替えることも欠かせません。毎月一定額を自動で積み立てる仕組みを作れば、無理なく資産を増やすことができます。
医師は高収入だからこそ、家計や税金、保険、資産運用を少し見直すだけでも将来の資産額に大きな差が生まれます。しかし、その判断を金融商品の販売目的だけで行うと、本当に自分に合った選択ができないこともあります。
だからこそ、まずはライフプランを明確にし、自分や家族が実現したい人生から逆算してお金の使い方を考えることが重要です。独立系FPであれば、特定の金融商品に偏ることなく、中立的な立場で最適な資産形成をサポートできます。年収ではなく「お金の思考」を変えることが、将来の安心につながる第一歩になるでしょう


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